傷物語最高におもしろかった。
やっぱり現代吸血鬼モノはいいな。
いろんな意味でアニメ化されるべくしてされる小説って感じですか。
人間に戻す方法っていうのが、どんな方法なんだろなーって思ってたらこういう話に持っていくための伏線でしたか。
キャラやら会話、構成、展開どれをとっても大好きな作品だ。
やっぱり西尾作品の中で一番の名作かもしれない。
その反面、アニメ化が非常に怖い。
どうせ見るんだろうけど、この作品自体に対する評価が変わってしまわないかが不安。
それにしても萌えキャラ多すぎるなこの作品。
戯言シリーズだったら確実にみんな死んでるよ。


人類3もよかった。
この作品はなにがおもしろいかって言われるとさっぱり思いつかない。
文章のテンポがとても好きなのはわかるんだけど。
壮大な伏線らしきものもわくわくしちゃうぜ。
人類衰退直前の話とか。
お話的に5巻くらいでサクッと軽快に終わって欲しいです。
もちろん人死にはなしで。


小説って極端な話、キャラクターさえよければ書けるよね。
このキャラクターがこんな状況になったら、どんな行動をとるかというのが容易に想像できるのがいいキャラクターという訳で。
だからこそ二次創作がはやって、二次創作が活発な作品ほど人気であるということにも繋がっていくわけで。
なんかここらへんは逆な気もするけど、気にしない。
異能バトル物で魅力がないキャラクターが、能力もなにもない小説に登場したってつまらないけれど、能力もなにもない普通の世界が舞台の小説で魅力があるキャラクターに異能をプラスして、異能バトル物に出せば魅力のある異能バトル物になるっていう感じ。
キャラクターってとても大事ですね。
作品を書くときにキャラクターが勝手に動いたって感覚こそが、面白い小説を書く秘訣なんでしょーか。
そのキャラクターがいて、壮大なトリックやらなんやらがあれば、もっと面白くなるのは間違いないので、キャラがすべてでお話なんかゴミという訳ではありませんが。
そういう意味で801板の人ってすごいね。
どんなものでも勝手にキャラクターと話を作っちゃうから。
尊敬も憧れもないけど、すごいとは思う。
でもやおいって既存の漫画や小説のキャラを使うものだから、キャラクターは作ってるわけではないか。
創作ではなく改変。
正確には知らないし、知りたくも無いからどうでもいいけど。