久々にムシウタを読んだら面白い。
何度読んでも面白いという以前に僕が内容ほとんど忘れてたからなんですけどね。
前は5巻まで読んでいてうろ覚えで登場人物の虫憑きの能力だけは覚えてたんだけど、この作品は設定が秀逸すぎる。
全体的に登場人物の心情がぶれてる気がしてならないけど、意外とそうでもないのかと思い直したり、やっぱりぶれてると思ったり曖昧だったりするけど、根幹である虫の設定は基本的にブレがなくて面白い。
この作品が僕に与えた影響は大きいんだなあと再認識。
大きな影響を与えたといいつつ、アニメ版を見たときは「このラノベってこういう話だったなあ。いやあ懐かしい」とか原作と全く違う内容なのに思ってたのが、僕のミジンコ未満の記憶力を露呈させてますが。
そのアニメ版の内容すらほとんど忘れてるんですけど。
Cっぽい子がかわいかった記憶とパソコンに入る虫憑きがいたような記憶くらいはあるんですが……。
ただ読み直した今でもどうして大助が詩歌と見た途端に電車を止めてまで会いに行ったかが謎。
読み直すまでは大助は詩歌がふゆほたるだと知ってたからだと思ってたんだけど、詩歌を見つけた時点では詩歌=ふゆほたると気付いていなかったとは。
そこらへんは一目惚れで解決なんでしょうか。
後付でもなんでもいいから、正確な答えが欲しいです。


原作読んでたらBugも読みたくなってきた。
これもむかーしに2巻くらいまでは読んだはずなのに記憶に欠片も残ってないという。
表紙の子がかわいいから早く買わないと。
かわいいと言えばこの作品はうざい口調のキャラ以外は基本的にかわいい。
7巻のあこがありがとうと言う場面のかわいさといったらラノベの中でもトップクラスじゃないでしょうか。
あと4巻のプロローグもかなり感動できた。
オゥルの気持ちを思うと涙なしでは読めないけど、それは僕が猫好きなだけですね。
最後までオゥルの影が漂っている4巻は非常に良い作品。
かっこうさんいないので超絶バトルないのが悲しいですけど。
そういえばかっこうさんって最強だけど、戦闘シーンではあんまり最強ってイメージがないのが残念。
でも能力が最強よりも精神面が最強という方が主人公としてはかっこいいよね。


なんてことをムシウタ読んでたら書きたくて堪らなくなった。
話自体は消閑の挑戦者1巻の方が好きだけど、魅力でいったら圧倒的にムシウタですね。
設定厨にはたまらん。
この作者の作品は全部買いだ。
というか今までなんで買ってなかったのが不思議でたまりません。