祟殺し編考察

 多少順序などがおかしいとこもあると思うけど気にしない。


▼冒頭
 祟殺し編は間宮リナの死体が川を流れているのを発見されて始まります。他のシナリオの冒頭では死んでいなかったリナが何故祟殺し編の冒頭では既に死んでいたのか?
 間宮リナは他のシナリオでは高確率で竜宮レナに殺されている。罪滅し編では間宮リナ達を殺した数日以内の緊張状態の時に鷹野のノートを見せられたことで、レナは暴走していき篭城事件まで発展してしまう。
 つまり間宮リナが生きていることが「間宮リナがレナによって殺され、その後鷹野の影響で暴走してしまう」という分岐が出てくる訳です。
 そう考えると間宮リナを冒頭の時点で殺した理由は単純に「罪滅し編(または他のシナリオ)でレナが間宮リナ達を殺すことで起こる分岐を消す」、それか「間宮リナがいない状態での分岐にする」ということだと推測できる。
 この分岐による事件が起こりやすい事を知っている何者か、つまり間宮リナを殺す必要があるのは、他のシナリオにしたい人物ということになる。現状ではループを認識できるのは古手梨花前原圭一の二人。
 二重人格でもない限り圭一は省いていいとして、間宮リナ殺しの候補は古手梨花ということになる。その理由を強めるものとして、間宮リナの殺され方は綿流しと五寸釘によるもの。つまり祭具殿などにある拷問機具を使わないとできない。
 しかし、この推測には「梨花が間宮リナを拷問まで持って行くことができるのか?」という疑問があるが、この点は協力者がいたと考えるしかありません。


 梨花以外の犯人がいる可能性はもちろんあります。


 「拷問機具を利用できる」
 「プレイヤーが知らないだけで実際にはループを認識できる」


 この二つを満たせば間宮リナ殺しの犯人の候補としては十分である。
 拷問機具を利用できる人物は「御三家」=「園崎家」「公由家」「古手家」に関係がある者。公由家の祭具殿というのは作中には登場してませんが、ある可能性は高いでしょう。しかし、強引だが公由家は「ひぐらしのなく頃に」の世界ではほとんど重要な位置にいないので省く。
 そうなると残るは「園崎」と「古手」。園崎は拷問という分野なら十分有りえます。

 次に「プレイヤーが知らないだけでループを認識できる」人物は絞り込みようがない。罪滅し編魅音や沙都子には全くわからなかったようですが、圭一のように突然思い出すこともあるので「こいつは絶対に違う」という人物はいません。


 ここで入江診療所に注目します。確証はなく、完全な憶測ですが入江診療所にも祭具殿のような設備がある可能性もあります。何も祭具殿そのものは必要ではなく、「相手を拘束し」、「顔の一部を削ぎ」、「腹を裂いて」「五寸釘を指に打てれば」場所はどこでもいいのですから。この考えならば道具を用意さえすれば手術台(もしくはそれに似たもの)のあると思われる入江診療所は十分に条件を満たします。
 入江がループを認識できるものかどうかはさっき言った通りに勘になります。 強引にループを認識できる者という証拠を探すとなると、祟殺し編のセリフでの


>「…リサさんが死に、鷹野さんが死に。…一体、雛見沢には何が起こっているというんですか…。…まさか、…これが今年のオヤシロさまの祟りだ、なんて言うんじゃないでしょうね…!」


 鷹野の死を聞いて言ったこのセリフ。富竹が死んでいることを知っている入江(入江は富竹の死亡現場に行っている)が、”富竹の死”を祟りとは言わずに”リサさんの死”が祟りと言ったこと。入江は富竹の死は祟りではないという確証を持っていたのかもしれません。他の雛見沢では富竹の死の原因が明かされていたのかもしれません。もしかすると、富竹殺し自体が入江の可能性もあります。
 しかしリサさんの正体が不明な以上これはただの山勘になります。 




祟殺し編の解けている謎
 散々言っていますが
・綿流し祭にいた圭一
・鉄平の死体の消失
の二つはほぼ完全に解けています。



今日はここまで。
明日は「生きていた鉄平」と「足音の正体」を書いてみたいです。
足音の正体はまだ微妙に矛盾があるので、明日までになんとかそこを埋めたいです。


※補足
・入江が富竹の死を知っている


罪滅し編より
>「大石さん、先生が到着してます。」
>「あーどうもどうも! どうですか、入江の先生。」
> 大石がブルーシートで囲われた一角に入る。
> 中には鑑識の職員が、遺体をあらゆる角度から撮影して記録していた。
> 富竹ジロウの遺体の脇に屈んでいた入江が立ち上がった。……その顔面は蒼白だった。
>「………………信じられません。」


他のシナリオでも現場に入江を呼んでいる可能性はとても大きい。