ひぐらし 冒頭の詩考察
【綿流し編】
あなたの乾きを癒せない。
真実を欲するあなたがそれを認めないから。
あなたの乾きを癒せない。
あなたの期待する真実が存在しないから。
それでもあなたの渇きを癒したい。
あなたを砂漠に放り出したのはわたしなのだから。
あなた=圭一
わたし=レナ
乾き=望み、希望
- 真実を欲するあなたがそれを認めないから
- 魅音(実際詩音だったけど:刺青なし)が自分の意志で事件を起こしたという事実を認めたくないから。
- あなたの期待する真実が存在しないから
- 魅音以外の意思で事件を起こした、鬼の存在を認めたいという圭一の望む答えはない。
- あなたを砂漠に放り出したのはわたしなのだから
- それでも魅音が犯人という方向に導いたのはわたし(レナ)なのだから。
【祟殺し編】
井の中の蛙は幸せでした。
井戸の外に何も興味がなかったから。
井の中の蛙は幸せでした。
井戸の外で何があっても関係なかったから。
そしてあなたも幸せでした。
井戸の外で何があったか知らなかったから。
井の中=自分の世界
蛙=沙都子
あなた=圭一
- 井戸の外に何も興味がなかったから。
- ただ叔父に従っていればよかった。
- 井戸の外に何があっても関係なかったから。
- ただ耐えていればよかったから。そうすれば悟史が帰ってきてくれるはずだから幸せだった。
- そしてあなたも幸せでした。井戸の外で何があったから知らなかったから
- 沙都子のために叔父殺しをしていた圭一はそれに夢中で、他のみんなのそれぞれの策謀、思惑を知らなかったのだから。
【目明し編】
砂漠にビーズを落としたと少女は泣いた。
少女は百年かけて砂漠を探す。
砂漠でなく海かもしれないと少女は泣いた。
少女は百年かけて海底を探す。
海でなくて山かもしれないと少女は泣いた。
本当に落としたのか、疑うのにあと何年?
ビーズ=悟史
少女=詩音(刺青なし)
探す=生死の確認、行方の捜査
- 砂漠にビーズを落とした少女は泣いた。
- 悟史が失踪して詩音は泣いた。
- 本当に落としたのか、疑うのにあと何年?
- 本当に生きているのか?本当は気付いている自分の気持ちに気付くのはあとどれくらい?
こんな感じだと自己解釈。
いろいろ捉え方はあるので意見はコロコロ変わりそう。
とりえあず現時点での一番気に入ってる解釈です。